ソフトバンクから格安SIMへの乗り換え方法は?

ソフトバンクから格安SIMへの乗り換え方法は?

ソフトバンクから格安SIMへは、乗り換え先を選ぶ→端末と対応回線を確認する→MNPで申し込む→SIMを開通するという順番で手続きします。電話番号をそのまま使う場合はMNPを利用し、乗り換え先によってはソフトバンクでMNP予約番号を取得せずに申し込めます。

ただし、格安SIMごとに対応端末、利用回線、本人確認書類、開通期限などが異なります。申し込み前に、現在の端末をそのまま使えるかと、ソフトバンクの契約がどのように終了するかを確認してください。

ソフトバンクから格安SIMへ乗り換える手順

基本的な手続きは、次の順番で進めます。

  1. 現在の端末を使える格安SIMを選ぶ
  2. 端末の対応周波数帯とSIMロックを確認する
  3. 料金、データ容量、通話条件を比較する
  4. MNPの方法を確認する
  5. 格安SIMへ申し込む
  6. SIMカードまたはeSIMを設定する
  7. 開通を確認して、ソフトバンクの契約終了を確認する

1. 現在の端末を使える格安SIMを選ぶ

まず、ソフトバンクで使っているスマートフォンを乗り換え先でも使えるか確認します。格安SIMの公式サイトにある「動作確認端末」や「対応端末」のページで、端末名、利用する回線、SIMカードの種類を確認してください。

同じソフトバンク回線を使う格安SIMでも、すべての端末や機能が同じように使えるとは限りません。特に、次の項目を確認することが重要です。

  • 端末が動作確認の対象になっているか
  • ソフトバンク回線、ドコモ回線、au回線のどれに対応しているか
  • 音声通話、SMS、データ通信が利用できるか
  • 5G通信やテザリングに対応しているか
  • SIMカードとeSIMのどちらに対応しているか

対応端末の一覧に載っていない場合、「使えない」とは限りませんが、動作が保証されない可能性があります。現在の端末を確実に使いたいなら、動作確認済みの端末を選ぶか、乗り換え先で端末を購入する方法が無難です。

2. SIMロックと端末の状態を確認する

ソフトバンクで購入した端末を他社回線で使う場合は、SIMロックの有無を確認します。端末の発売時期や購入時期によって扱いが異なるため、端末の設定画面やソフトバンクの案内で確認してください。

SIMロックがかかっている場合でも、端末や契約状況によっては解除できることがあります。ただし、解除方法や条件は端末によって異なるため、乗り換え先の回線を決める前に確認しましょう。

また、端末代金を分割払いしている場合、格安SIMへ乗り換えても端末の分割支払いが自動的に消えるとは限りません。ソフトバンクの回線契約を終了した後も、端末の残りの支払いが続くことがあります。

3. 料金とサービス内容を比較する

月額料金だけでなく、データ容量、通話料金、割引、通信回線を同じ条件で比べます。確認する項目は次のとおりです。

比較項目 確認する内容
月間データ容量 毎月使うデータ量に合っているか
通話料金 通話料、通話定額、無料通話の条件
初期費用 契約事務手数料、SIM発行手数料など
通信回線 ソフトバンク、ドコモ、auなどのどの回線を使うか
通信速度の条件 混雑時の制限や高速通信容量の扱い
サポート方法 店舗、電話、チャットなどの対応方法
解約条件 最低利用期間、解約手数料、割引終了の条件

ソフトバンクの家族割引や固定回線とのセット割を利用している場合、回線数が減ることで残る家族の料金が変わることがあります。乗り換える回線の料金だけでなく、ソフトバンク側で終了する割引も確認してください。

4. 電話番号を引き継ぐ方法を確認する

電話番号をそのまま使う場合は、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用します。乗り換え先がMNPワンストップ方式に対応していれば、申し込み画面からソフトバンクの手続きへ進み、MNP予約番号を自分で取得せずに申し込める場合があります。

MNPワンストップに対応していない場合は、ソフトバンクでMNP予約番号を取得してから、格安SIMへ申し込みます。MNP予約番号には有効期間があるため、取得後は乗り換え先の案内に従って早めに申し込んでください。

新しい電話番号で契約する場合は、MNPの手続きは不要です。ただし、電話番号が変わるため、銀行、通販サイト、SNS、各種会員サービスなどに登録している電話番号の変更が必要になります。

5. 格安SIMへ申し込む

申し込みには、一般的に次のものを用意します。必要書類や支払い方法は格安SIMによって異なるため、申込画面で確認してください。

  • 本人確認書類
  • 契約者本人名義のメールアドレス
  • 支払いに使うクレジットカードや口座情報
  • MNP予約番号(必要な場合)
  • 使用する端末の情報

本人確認書類の住所と申込時の住所が異なると、確認に時間がかかったり、申し込みが完了しなかったりすることがあります。住所変更が済んでいない場合は、先に書類の状態を確認してください。

SIMカードで申し込む場合は、配送を待ってから開通手続きを行います。eSIMの場合は、対応端末であればオンラインで設定できることがありますが、端末がeSIMに対応しているかを事前に確認する必要があります。

6. SIMカードまたはeSIMを設定する

SIMカードが届いたら、開通手続きを行ってから端末にSIMカードを入れ替えます。eSIMの場合は、乗り換え先から案内されたQRコードやアプリを使って回線情報を端末に追加します。

設定の順番は、乗り換え先の案内に従ってください。一般的には次のように進めます。

  1. Wi-Fiに接続する
  2. 乗り換え先のマイページや専用アプリで開通手続きを行う
  3. SIMカードを入れ替える、またはeSIMを端末に追加する
  4. 必要に応じてAPN設定を行う
  5. 端末を再起動する
  6. 通話、SMS、モバイルデータ通信を確認する

APN設定とは、格安SIMでインターネット通信をするための接続設定です。iPhoneとAndroidでは設定方法が異なる場合があるため、乗り換え先が案内する端末別の手順を使ってください。

7. 開通後にソフトバンク側の契約を確認する

MNPで開通すると、通常は元の携帯電話回線が終了します。自分で先にソフトバンクを解約すると、電話番号を引き継げなくなる可能性があるため、格安SIMの開通が完了する前にソフトバンクを解約しないでください。

開通後は、格安SIMのSIMで電話、SMS、モバイルデータ通信が使えることを確認します。通信できない場合は、APN設定、機内モード、端末の再起動、SIMの装着状態を確認してください。

乗り換え前に確認するソフトバンクの契約情報

乗り換えによって、ソフトバンクの月額料金だけでなく、割引やオプションの扱いも変わります。次の契約を確認してから申し込むと、想定外の請求を避けやすくなります。

  • 端末の残りの分割支払額
  • 家族向けの割引や回線数を条件とする割引
  • 自宅のインターネット回線とのセット割
  • キャリアメールを有料で継続するかどうか
  • 留守番電話、通話定額、故障時の補償などのオプション
  • ソフトバンク回線を使うサービスや支払い方法

ソフトバンクのメールアドレスを使っている場合、乗り換え後も継続利用できるサービスがある一方、申込期限や料金などの条件が設けられていることがあります。メールを失いたくない場合は、乗り換え前にソフトバンクの最新条件を確認し、必要な手続きを行ってください。

ソフトバンクから格安SIMへ乗り換える際の注意点

開通するまでソフトバンクを解約しない

電話番号を引き継ぐ場合は、格安SIMの開通手続きが完了するまでソフトバンクを解約しないでください。先に解約すると、MNPでの引き継ぎができなくなる可能性があります。

端末の残債は別に支払う場合がある

回線を格安SIMへ移しても、ソフトバンクで購入した端末の支払いが残っている場合は、残額の支払いが必要になることがあります。毎月の通信料金が安くなっても、端末代金を含めた支払総額がすぐにゼロになるわけではありません。

キャリア決済が使えなくなることがある

ソフトバンクの回線契約を条件とする決済サービスや特典は、乗り換え後に利用できなくなる場合があります。継続課金の支払い方法をクレジットカードなどへ変更できるか、サービスごとに確認してください。

通信速度やサポートが変わる可能性がある

格安SIMでは、利用する回線や時間帯、料金プランによって通信速度の感じ方が変わることがあります。また、店舗での相談に対応していないサービスもあります。料金だけでなく、通信の使い方と必要なサポートに合うかを判断してください。

乗り換え先に迷ったときの選び方

現在の端末をそのまま使いたい人は、端末の動作確認が取れていて、希望する回線に対応した格安SIMを選びます。毎月のデータ使用量が少ない人は小容量プラン、動画やテザリングを多く使う人は大容量プランを中心に比べると選びやすくなります。

  • 手続きの簡単さを重視する人:MNPワンストップやeSIMに対応しているサービス
  • 通話が多い人:通話定額や無料通話の条件が使い方に合うサービス
  • 店舗で相談したい人:店舗サポートの有無と対応範囲を確認できるサービス
  • 端末も買い替えたい人:希望する端末の販売有無と割引条件を確認できるサービス
  • 現在のスマートフォンを使い続けたい人:動作確認端末に掲載されているサービス

最初に行うことは、ソフトバンクで使っている端末名を確認し、候補の格安SIMの動作確認端末一覧で検索することです。その後、ソフトバンクの割引、端末残債、通話やデータ通信の使い方を含めて月額費用を比較すると、乗り換え後の条件を判断しやすくなります。