格安SIMの端末セットは、原則として返却不要です。端末を「購入」する契約なら、分割払いでも支払いが終われば自分の端末になり、通常は返却する必要はありません。
ただし、端末代金の一部を最終回に残す「残価設定型」や、一定期間後の返却を条件に端末代金を割り引くプログラムでは、返却が必要になる場合があります。返却の要否は、格安SIMというサービス全体ではなく、端末の購入方法と契約条件で決まります。
格安SIMの端末セットで返却が必要になるケース
返却が必要かどうかは、次のように端末の契約形態を確認すると判断できます。
| 端末の契約形態 | 返却の基本 | 確認する点 |
|---|---|---|
| 端末を一括購入 | 通常は返却不要 | 端末代金を全額支払っているか |
| 通常の分割払い | 通常は返却不要 | 分割払いの残額や支払回数 |
| 返却を条件にした割引・購入プログラム | 条件を満たすために返却が必要な場合がある | 返却時期、端末の状態、故障時の負担 |
| 端末のレンタル・貸与 | 返却が必要 | 解約時や契約終了時の返却方法 |
「端末セット」という表示だけでは、返却が必要かどうかは分かりません。申込画面や契約書面で、端末を「購入」するのか、「レンタル・貸与」されるのかを確認してください。
端末を購入する端末セットなら返却不要
端末代金を支払って購入するタイプなら、格安SIMの回線を解約しても、端末を返却する必要は通常ありません。分割払いの途中で解約した場合も、端末の返却ではなく、残りの端末代金を支払い続ける契約が一般的です。
ただし、回線を解約した後に分割払いの条件が変わったり、残額が一括請求されたりするかは契約によって異なります。解約前に、端末代金の残額と支払い方法を確認しましょう。
返却が必要な端末セットの特徴
次のような案内がある場合は、端末返却が必要になる可能性があります。
- 「一定期間後に端末を返却すると割引」
- 「端末のみ返却で残りの支払いが不要」
- 「購入サポート」「返却プログラム」
- 「残価設定」「最終回の支払い免除」
- 「端末レンタル」「貸出端末」
このタイプでは、返却すれば残りの端末代金が免除または減額される一方、返却しなければ残額の支払いが必要になることがあります。返却しない場合に端末を使い続けられるか、使い続ける場合の支払額はいくらかも確認が必要です。
返却時に確認したい条件
返却が必要な契約では、返却するだけで必ず追加費用がなくなるとは限りません。次の条件を確認してください。
- 返却する期限
- 返却方法と送料の負担者
- 画面割れや本体の傷、水濡れなどの故障時の扱い
- 返却前に必要なデータのバックアップや初期化
- SIMカードやSDカードを取り外す必要があるか
- 期限を過ぎた場合や返却しない場合の支払額
端末の状態によっては、故障費用や修理費用が請求されることがあります。外装の傷や動作不良がある場合は、返却前に契約先へ費用条件を確認してください。
回線を解約したら端末も返却するの?
回線の解約だけで端末返却が必要になるとは限りません。端末を購入している場合は、回線契約と端末購入契約が別になっていることが多く、解約後も端末を手元に残せます。
一方、端末返却型のプログラムでは、回線を解約した後でも返却期限や残額の条件が設定されている場合があります。回線の解約と端末の返却は別の手続きとして扱われることがあるため、解約完了だけで返却も済んだと判断しないでください。
返却が必要か確認する手順
契約中の端末セットについて確認する場合は、次の順番で調べると判断しやすくなります。
- 契約者向けページや申込時のメールで、端末の契約名を確認する。
- 端末代金の支払い欄で、「購入」「分割払い」「レンタル」「返却プログラム」などの記載を探す。
- 返却条件、返却期限、返却しない場合の支払額を確認する。
- 端末代金の残額と、現在の支払い回数を確認する。
- 記載だけで判断できない場合は、契約先に「この端末は返却が必要か」「返却しない場合はいくら支払うか」を問い合わせる。
特に、広告の「実質負担額」だけを見て判断しないことが大切です。実質負担額が低く表示されていても、返却を前提にした計算である場合があります。
返却が必要か迷ったときの判断
端末セットの返却が必要か迷ったら、まず契約書面で「端末を購入した契約か」「返却を条件にした割引か」を確認してください。
- 購入・通常の分割払い:原則として返却不要
- 返却プログラム・残価設定:条件を満たすなら返却が必要な場合がある
- レンタル・貸与:返却が必要
- 契約内容が確認できない:返却せず、先に契約先へ確認する
格安SIMの端末セットは、購入契約なら通常は返却不要です。ただし、返却を条件に端末代金を安くする仕組みやレンタル契約では扱いが異なるため、申込時の端末契約と返却条件を確認してから解約や機種変更を行いましょう。







