格安SIMで中古スマホを利用する方法は?

格安SIMで中古スマホを利用する方法は?

格安SIMで中古スマホを利用するには、格安SIMの対応端末に含まれている中古スマホを選び、SIMロックや対応周波数帯を確認してから、SIMカードまたはeSIMを設定します。中古スマホなら端末代を抑えられますが、端末の状態や購入後の保証は商品ごとに異なるため、購入前の確認が重要です。

格安SIMで中古スマホを使う基本的な流れ

基本的には、次の順番で進めます。

  1. 利用したい格安SIMの対応回線と料金プランを決める
  2. 対応端末の一覧で、中古スマホの機種を確認する
  3. SIMロック、対応周波数帯、端末の状態を確認する
  4. 中古スマホを購入する
  5. SIMカードを差し込む、またはeSIMを設定する
  6. APN設定を行い、通話・通信を確認する

すでに中古スマホを持っている場合は、購入前の手順を省き、その端末が格安SIMで使えるかを先に確認します。

中古スマホを選ぶ前に確認すること

格安SIMの対応端末に含まれているか

最初に確認するのは、利用予定の格安SIMがその中古スマホに対応しているかどうかです。格安SIMの公式サイトにある「動作確認端末一覧」などで、メーカー名、機種名、型番を照合します。

同じシリーズ名でも、販売元や型番によって対応状況が異なる場合があります。商品ページの名称だけで判断せず、端末に記載された型番まで確認してください。

回線の種類が合っているか

格安SIMは、NTTドコモ、au、ソフトバンクなどの回線を使ってサービスを提供しています。中古スマホがどの回線向けに販売された端末かによって、利用できるかや設定のしやすさが変わることがあります。

たとえば、ドコモ回線の格安SIMを使う場合でも、au向けに販売された中古スマホが同じように使えるとは限りません。利用する格安SIMの回線と、中古スマホの対応状況を組み合わせて確認しましょう。

SIMロックが解除されているか

SIMロックとは、特定の携帯電話会社のSIMカードしか使えないように端末を制限する仕組みです。中古スマホにSIMロックが残っていると、利用したい格安SIMの回線によっては通信できないことがあります。

商品説明に「SIMフリー」「SIMロック解除済み」と記載されている端末は、複数の回線で使える可能性があります。ただし、SIMフリーであっても、対応周波数帯や格安SIM側の動作確認が必要です。

対応周波数帯を確認する

スマホは、携帯電話会社ごとに異なる周波数帯を使って通信します。端末が格安SIMの回線に必要な周波数帯に対応していないと、通信できなかったり、場所によって電波を受けにくくなったりする可能性があります。

特に、海外向けモデルや国内で正式販売されていない端末を購入する場合は注意が必要です。一般的には、格安SIMの動作確認端末一覧に掲載されている国内向けモデルを選ぶと確認しやすくなります。

中古スマホ購入時に見るべきポイント

中古スマホは、同じ機種でも販売店や個体によって状態が異なります。次の項目を購入前に確認してください。

  • SIMフリーまたはSIMロック解除済みか
  • 利用したい格安SIMの動作確認端末に掲載されているか
  • 端末の型番と販売地域が合っているか
  • ネットワーク利用制限の状態に問題がないか
  • バッテリーの最大容量や劣化状態が確認できるか
  • 画面割れ、カメラ、スピーカー、充電端子に不具合がないか
  • SIMカードのサイズやeSIMへの対応状況が合っているか
  • 返品条件、保証期間、初期不良への対応があるか

ネットワーク利用制限を確認する

ネットワーク利用制限は、端末代金の未払いなどを理由に、携帯電話会社が通信機能を制限する仕組みです。中古端末の商品説明に、利用制限の状態が記載されていることがあります。

利用制限がかかる可能性のある端末は、購入後に通信できなくなるリスクがあります。状態の説明が不明な商品は、販売店に確認するか、利用制限への保証がある販売店を選びましょう。

バッテリーの状態を確認する

中古スマホは、外観がきれいでもバッテリーが劣化している場合があります。バッテリーの最大容量や交換歴が分かるなら、購入前に確認してください。

バッテリー容量が明記されていない場合、実際の使用可能時間は判断できません。商品価格だけでなく、購入後にバッテリー交換が必要になる可能性も考えて選びます。

中古スマホに格安SIMを設定する方法

1. SIMカードを入れる

SIMカードを利用する場合は、スマホの電源を切ってから、端末に合ったサイズのSIMカードを入れます。SIMカードのサイズが合わない場合は、無理に切ったり押し込んだりしないでください。

SIMカードを入れた後に電源を入れ、画面上で電話番号や通信事業者が認識されているか確認します。

2. eSIMを設定する

eSIMは、端末に内蔵されたSIM機能へ通信契約の情報を登録する方式です。利用する中古スマホと格安SIMの両方がeSIMに対応している必要があります。

格安SIMから案内されたQRコードやアプリを使って、端末に回線情報を登録します。設定方法はサービスによって異なるため、申込先の案内に従って操作してください。

3. APN設定を行う

APN設定は、スマホを格安SIMのデータ通信へ接続するための設定です。SIMカードを入れただけではインターネット通信が始まらない場合があります。

Androidスマホでは、一般に「設定」からモバイルネットワークやアクセスポイントの項目を開き、格安SIMが指定するAPN情報を登録します。iPhoneでは、サービスによってAPN構成プロファイルのインストールが必要になる場合があります。

入力するAPN名、ユーザー名、パスワードなどは格安SIMごとに異なります。別のサービスの設定情報を使わず、契約先が案内している情報を入力してください。

4. 通信できるか確認する

設定が終わったら、Wi-Fiを一度切り、モバイルデータ通信でウェブページを開けるか確認します。あわせて、次の項目も確認すると設定漏れを見つけやすくなります。

  • 電話の発着信ができるか
  • SMSを送受信できるか
  • モバイルデータ通信ができるか
  • 端末に電波表示が出ているか
  • 必要な場合にテザリングが使えるか

通信できないときの確認順

中古スマホで通信できない場合は、端末の故障とは限りません。次の順番で確認します。

  1. 機内モードがオンになっていないか確認する
  2. スマホを再起動する
  3. SIMカードを入れ直す
  4. モバイルデータ通信がオンになっているか確認する
  5. APN情報の入力内容を見直す
  6. SIMロックと対応端末の条件を再確認する
  7. 格安SIM側で開通手続きが完了しているか確認する
  8. 格安SIMのサポートへ端末の型番と症状を伝える

音声通話だけ使えない場合や、特定の場所で電波が弱い場合は、端末の対応周波数帯や回線の対応状況が関係している可能性があります。

中古スマホと格安SIMを組み合わせるメリットと注意点

項目 内容
メリット 新品のスマホを購入するより、端末代を抑えられる場合がある
メリット 端末と通信契約を別々に選べる
注意点 端末の傷やバッテリー劣化の状態が個体ごとに異なる
注意点 対応回線、SIMロック、周波数帯の確認が必要になる
注意点 販売店によって保証や返品条件が異なる

端末の初期費用を抑えたい人には中古スマホが向いています。一方で、設定や端末状態の確認に不安がある人は、動作確認済み端末を扱う販売店や、保証内容が明確な商品を選ぶと判断しやすくなります。

格安SIMで中古スマホを使うための判断基準

購入するか迷ったときは、次の条件をすべて満たしているか確認してください。

  • 利用予定の格安SIMで動作確認されている
  • 中古スマホの型番が確認できる
  • SIMロックの状態が分かっている
  • 対応回線と周波数帯に問題がない
  • ネットワーク利用制限への不安がない
  • バッテリーや外観の状態に納得している
  • 保証・返品条件を確認している

特に初めて利用する場合は、格安SIMの動作確認端末一覧に掲載されている中古スマホを選ぶのが基本です。購入後はSIMカードまたはeSIMを設定し、APN設定まで完了させてから、通話とモバイルデータ通信を確認してください。