海外ローミングに対応している格安SIMには、ahamo、povo2.0、楽天モバイル、LINEMOなどがあります。ただし、格安SIMによって「海外でデータ通信まで使える」「音声通話・SMSだけ使える」など対応範囲が異なります。
海外で地図やメッセージアプリを使いたいなら、海外データ通信に対応したサービスを選ぶことが重要です。料金や利用できる国、事前申込みの有無は変わることがあるため、契約前と出発前に公式の海外利用条件を確認してください。
海外ローミングに対応している主な格安SIM
| サービス | 海外での主な対応 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ahamo | 海外データ通信に対応 | 海外でも普段のスマートフォンをそのまま使いたい人 |
| povo2.0 | 海外データ通信、音声通話、SMSに対応するプランを提供 | 海外に行くときだけ必要な分を購入したい人 |
| 楽天モバイル | 対象の国・地域で海外データ通信に対応 | 海外利用の頻度があり、国内外の通信費をまとめたい人 |
| LINEMO | 国際ローミングに対応 | ソフトバンク回線系のサービスを使いたい人 |
| ワイモバイル | 国際ローミングに対応 | 店舗サポートやソフトバンク系サービスも重視する人 |
| UQ mobile | auの国際ローミングサービスに対応 | au回線系のサービスを使いたい人 |
上表はサービスとして海外ローミングの仕組みを提供している主な例です。実際に使える国・地域、データ容量、料金、申込み方法はサービスや契約プランによって異なります。
海外でデータ通信を使うならahamo・povo2.0・楽天モバイルが候補
海外でデータ通信を使うことを重視するなら、ahamo、povo2.0、楽天モバイルが候補になります。ただし、選び方は海外へ行く頻度と、利用するデータ量で変わります。
海外旅行のたびに手続きを減らしたいならahamo
ahamoは、対象の国・地域で海外データ通信を利用できます。国内で契約しているデータ容量を海外でも利用する仕組みのため、海外旅行用のSIMを別に用意せず使いたい人に向いています。
一方、海外で利用できる期間やデータ容量には条件があります。長期滞在や大量通信を予定している場合は、ahamoだけで足りるかを出発前に確認してください。
必要なときだけ購入したいならpovo2.0
povo2.0は、海外ローミング用のデータトッピングを必要なときに購入して使う方式です。海外へ行く予定がある月だけ通信容量を追加したい人や、利用日数・データ量を選びたい人に向いています。
国や地域によって利用できるトッピングが異なるため、渡航先が対象か、利用期間と容量が希望に合うかを確認してから購入しましょう。
国内外の通信を一つの契約にまとめたいなら楽天モバイル
楽天モバイルは、対象の国・地域で海外データ通信を利用できます。海外利用分には容量などの条件があり、条件を超えた場合の通信速度や追加料金も確認が必要です。
海外で毎回別のSIMを準備する手間を減らしたい人に向いています。ただし、渡航先が対象地域に含まれているか、契約中のプランで利用できるかを確認してください。
音声通話やSMSだけ対応する格安SIMもある
格安SIMの中には、海外での音声通話やSMSには対応していても、海外データ通信には対応していないサービスがあります。この場合、電話番号への着信やSMS認証はできても、地図やウェブサイトの閲覧には別の通信手段が必要です。
たとえば、MVNO(大手通信会社の回線を借りて提供する通信事業者)の格安SIMでは、海外ローミングの対応範囲が音声通話・SMSに限られることがあります。契約前に、公式サイトで「海外データ通信」「データローミング」が利用できるかを確認しましょう。
海外ローミング対応の格安SIMを選ぶ基準
海外で使う格安SIMは、次の項目を同じ条件で比較すると選びやすくなります。
- 渡航先の国・地域が対象になっているか
- データ通信、音声通話、SMSのどれに対応しているか
- 海外利用に事前申込みが必要か
- 利用できるデータ容量と期間はいくらか
- 容量超過後に追加料金が発生するか、通信速度が制限されるか
- テザリングが利用できるか
- 端末がSIMロック解除済みで、海外の周波数に対応しているか
特に注意したいのは、国内プランの月額料金だけで海外通信まで無制限に使えるとは限らないことです。海外データ通信は、国内とは別の容量・期間・料金条件が設定されている場合があります。
海外ローミングを使う前に確認する手順
- 渡航先の国名を、契約予定のサービスの公式サイトで検索します。
- 「海外データ通信」が対象かを確認します。国際電話やSMSに対応していても、データ通信が使えるとは限りません。
- 利用期間、データ容量、料金、事前申込みの有無を確認します。
- 端末のSIMロック、対応周波数、海外データローミング設定を確認します。
- 現地到着後に、端末の「データローミング」を必要に応じてオンにします。
- 通信できない場合は、対象国、利用期間、残り容量、機内モード、APN設定を順番に確認します。
データローミングをオンにすると、対象外の通信やプランの条件によって料金が発生することがあります。料金を抑えたい場合は、海外データ通信の利用条件を確認してから設定してください。
格安SIMの海外ローミングと海外SIM・eSIMの違い
格安SIMの海外ローミングは、現在使っている電話番号やSIMをそのまま使える点が便利です。一方、利用できる国やデータ容量、料金は契約中のサービスの条件に左右されます。
海外SIMや海外eSIMは、渡航先向けのデータ通信を別に購入する方法です。大量のデータ通信を使う予定がある場合や、滞在期間が長い場合は、海外ローミングと料金・容量を比較すると判断しやすくなります。
| 方法 | 主なメリット | 確認が必要な点 |
|---|---|---|
| 格安SIMの海外ローミング | SIMの入れ替えが不要で、電話番号を維持しやすい | 対象国、料金、容量、利用期間 |
| 海外SIM・eSIM | 渡航先向けのデータプランを選びやすい | 端末の対応状況、設定、電話番号の扱い |
| 海外Wi-Fi | 複数の端末を接続しやすい | 受取・返却、持ち運び、充電、料金 |
格安SIMの海外ローミングは渡航先と利用目的で選ぶ
海外でデータ通信を使いたい人は、ahamo、povo2.0、楽天モバイルなどを候補にできます。LINEMO、ワイモバイル、UQ mobileも国際ローミングに対応していますが、サービスごとに対象国や料金条件が異なります。
まずは「渡航先でデータ通信が使えるか」「利用料金と容量はいくらか」を公式の料金・対応エリア表で確認してください。音声通話やSMSだけでよいのか、地図や動画などのデータ通信も必要なのかを決めると、自分に合う格安SIMを選びやすくなります。







