格安SIMへの乗り換えは面倒?手続きや準備の流れを解説?

格安SIMへの乗り換えは面倒?手続きや準備の流れを解説?

格安SIMへの乗り換えは、手順を先に確認しておけば、極端に面倒な作業ではありません。主な流れは「乗り換え先と端末の確認」「本人確認・申込み」「SIMの開通」「端末の設定」です。ただし、対応端末の確認、MNP(電話番号を変えずに乗り換える手続き)、データ移行などでつまずくことがあります。

格安SIMへの乗り換えが面倒に感じやすい理由

面倒に感じやすいのは、契約の申込みだけでなく、現在の端末が使えるか、電話番号を引き継げるか、開通後に通信設定が必要になる場合があるためです。

  • 使っているスマートフォンが乗り換え先に対応しているか確認する必要がある
  • 電話番号を引き継ぐ場合は、MNPの手続きが必要になる
  • SIMカードの差し替え、またはeSIMの設定が必要になる
  • iPhoneやAndroidで、APN設定など通信の初期設定が必要な場合がある
  • 写真、連絡先、アプリなどのデータ移行を自分で行うことがある
  • キャリアメールを使っている場合、メールアドレスの扱いを決める必要がある

一方、現在の端末をそのまま使える契約を選び、必要な情報を事前に準備しておけば、端末を買い替える場合より作業を減らせます。

格安SIMへ乗り換える前に準備するもの

申込み前に、本人確認書類、支払い方法、メールアドレス、利用中の端末情報を準備しておくと手続きが進みやすくなります。

  • 運転免許証などの本人確認書類
  • 本人名義のクレジットカードや口座情報など、対応する支払い方法
  • 連絡用のメールアドレス
  • 現在使っているスマートフォンの機種名
  • 現在の携帯電話会社の契約者名義と電話番号
  • MNPに必要な情報

契約者名義と支払い名義が異なる場合や、家族名義の回線を自分名義で申し込む場合は、追加の確認や名義変更が必要になることがあります。申込み前に、乗り換え先が指定する条件を確認してください。

格安SIMへの乗り換え手順

電話番号を引き継ぐか、端末をそのまま使うかによって一部の手順は変わります。一般的には、次の順番で進めます。

  1. 乗り換え先の料金プランと対応エリアを確認する

    月額料金だけでなく、毎月使うデータ容量、通話料金、必要なオプション、通信エリアを確認します。自宅や職場など、普段使う場所で通信できるかも確認しましょう。

  2. 端末が対応しているか確認する

    現在のスマートフォンを使い続ける場合は、乗り換え先の動作確認端末一覧で機種名を確認します。SIMロックがかかっている端末は、解除が必要になる場合があります。

  3. 電話番号を引き継ぐための準備をする

    電話番号を変えずに乗り換える場合は、MNPを利用します。現在の携帯電話会社や乗り換え先の案内に従い、MNPに必要な手続きを行ってください。MNPワンストップに対応している組み合わせでは、申込み先の手続きだけで進められる場合もあります。

  4. 格安SIMを申し込む

    本人確認書類や支払い情報を入力し、SIMカードまたはeSIMを選びます。申込み内容の氏名、住所、電話番号が本人確認書類と一致しているか確認してから送信します。

  5. SIMカードを受け取る、またはeSIMの設定情報を確認する

    SIMカードの場合は到着を待ちます。eSIMの場合は、対応端末で設定用のQRコードなどを使って開通準備を進めます。開通前に、必要なデータのバックアップを取っておくと安心です。

  6. 開通手続きを行う

    乗り換え先の案内に従って回線を切り替えます。開通が完了するまでは、現在の回線を使えることがあります。開通後に通話や通信ができるか確認してください。

  7. SIMを入れ替え、通信設定を行う

    SIMカードの場合は端末の電源を切ってから入れ替えます。機種やサービスによっては、APN設定と呼ばれる通信接続の設定が必要です。設定後、Wi-Fiを切った状態でWebサイトを開き、モバイル通信ができるか確認します。

  8. データとアプリの動作を確認する

    電話の発着信、SMS、メール、連絡先、写真、決済アプリ、認証アプリなどを確認します。問題がなければ、以前の携帯電話会社の契約が自動的に終了するか、別途解約が必要かを確認します。

電話番号を引き継ぐ場合と、新しい番号にする場合の違い

電話番号を引き継ぐ場合は、MNPの手続きが必要です。新しい電話番号で契約する場合はMNPの作業を省けますが、家族や知人、金融機関、通販サイトなどに登録した電話番号を変更する必要があります。

方法 主な作業 向いている人
電話番号を引き継ぐ MNPの手続き、開通、SIM設定 現在の電話番号をそのまま使いたい人
新しい電話番号を使う 新規契約、開通、SIM設定、登録番号の変更 番号変更の連絡や各種登録の変更ができる人

MNPで乗り換える場合でも、現在の契約者名義と申込み名義が異なると手続きできないことがあります。家族名義の回線を使っている場合は、先に名義の条件を確認してください。

乗り換え前にデータ移行で確認すること

同じ端末を使い続けるなら、大規模なデータ移行は必要ないことがあります。ただし、SIMの入れ替え後に使えなくなるサービスがないか、次の項目を確認してください。

  • 連絡先と写真をバックアップしたか
  • LINEなど、引き継ぎ設定が必要なアプリを確認したか
  • 銀行や決済サービスの認証方法を確認したか
  • SMS認証を使うサービスにログインできるか
  • キャリアメールを継続利用するか、別のメールアドレスへ変更したか
  • 端末のバックアップ用パスワードや認証コードを確認したか

端末も買い替える場合は、旧端末を初期化する前に、写真や連絡先だけでなく、認証アプリや電子マネーの移行も済ませます。移行が終わるまで旧端末を手元に残しておくと、確認しやすくなります。

乗り換えで失敗しやすいポイント

乗り換え後に通信できない場合は、SIMの入れ方、開通手続きの完了、APN設定、端末の対応状況を順番に確認します。eSIMでは、設定用の情報を削除すると再発行が必要になる場合があるため、案内を読まずに削除しないでください。

また、現在の携帯電話会社のメールアドレスを使っている場合、回線解約後も継続できるかはサービスの条件によって異なります。重要な連絡先やサービスは、乗り換え前に新しいメールアドレスへ変更しておくと、ログインや本人確認で困りにくくなります。

乗り換えにかかる費用や、端末の残りの分割支払い、割引の終了条件も確認が必要です。月額料金が下がっても、端末代金や有料オプションの支払いが残る場合があるため、乗り換え後の支払額を分けて確認しましょう。

格安SIMへの乗り換えは面倒でも、準備すれば進めやすい

格安SIMへの乗り換えは、対応端末とMNPの条件を確認し、本人確認書類や支払い情報を準備してから申し込めば、手順に沿って進められます。特に注意したいのは、端末の対応状況、開通後の通信設定、データや認証アプリの引き継ぎです。

最初に行うことは、現在の端末が乗り換え先で使えるかを確認し、電話番号を引き継ぐか決めることです。その後、申込み前にバックアップとメールアドレスの変更を済ませておくと、乗り換え時の負担を減らせます。