格安SIMへの乗り換えは、現在の携帯会社の料金が日割りされるか、乗り換え先の初月料金が日割りされるかを確認したうえで、開通日を決めるのがよいでしょう。多くの場合、現在の携帯会社は解約月の料金が満額請求、乗り換え先は初月が日割りになることがあるため、月末近くの開通が有利になりやすいです。
ただし、乗り換え先の料金が初月から満額発生する場合や、キャンペーンの終了日が近い場合は、月末にこだわらないほうがよいこともあります。
格安SIMへの乗り換えに向いているタイミング
「現在の回線の解約月が満額」「乗り換え先の初月料金が日割り」という条件なら、月末寄りの開通が基本的な選択肢です。
たとえば、現在の携帯会社を4月5日に解約しても4月分が満額請求され、格安SIMを4月5日に開通すると初月料金が日割りになるなら、格安SIMを月の早い時期に使い始めるほど、2回線分の料金が重なる期間が長くなります。
一方、乗り換え先の初月料金も満額請求なら、月末に開通しても初月料金が安くなるとは限りません。申込日ではなく、SIMの開通日・回線切替日が料金計算の起点になることがあるため、料金規定を確認してください。
乗り換えの時期を決める3つの確認事項
現在の携帯会社は解約月を日割りするか
現在の携帯会社の料金が、解約日に応じて日割りされるかを確認します。日割りされず、月の途中で解約しても月額料金が満額請求される場合は、月初に乗り換えると未使用期間の料金が発生しやすくなります。
ただし、通話オプションや一部のサービスは、基本料金とは異なる計算になる場合があります。毎月の請求額全体ではなく、基本料金、データ通信料、オプション料金を分けて確認しましょう。
乗り換え先の初月料金が日割りになるか
格安SIMの初月料金は、事業者や料金プランによって扱いが異なります。日割りになる場合もあれば、初月から1か月分が請求される場合もあります。
確認する項目は次のとおりです。
- 初月の基本料金が日割りになるか
- データ容量が日割りになるか、1か月分付与されるか
- 初月だけ適用される割引があるか
- SIMカードの発行料や事務手数料がかかるか
- 申込日、SIM到着日、開通日のどれが利用開始日になるか
キャンペーンの終了日と適用条件
キャンペーンを利用する場合は、月末かどうかよりも適用条件を満たす日が重要です。申込日が基準なのか、開通日が基準なのかはキャンペーンごとに異なります。
「申込期限」と「開通期限」が別に設定されていることもあります。月末に申し込んでSIMの到着や本人確認が遅れると、期限までに開通できず、割引やポイント還元の対象外になる可能性があります。
月初・月末・キャンペーン時期の違い
| 時期 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| 月初 | 現在の携帯会社の解約月が日割りされる場合、または早く通信費を下げたい場合 | 現在の回線が月額満額、乗り換え先も満額だと重複請求が長くなりやすい |
| 月末 | 現在の携帯会社が解約月を満額請求し、乗り換え先が初月日割りの場合 | 申込や配送、本人確認が遅れると月内に開通できないことがある |
| キャンペーン期間中 | 割引やポイント還元の条件を確実に満たせる場合 | 申込期限だけでなく、開通期限や対象プランも確認が必要 |
料金だけを比べると月末が有利に見えても、通信が不安定になる期間を作りたくない人や、端末の設定に時間がかかる人は、数日前までに手続きを始めるほうが安心です。
乗り換え前に確認したい料金と契約条件
契約解除料だけで判断しない
以前は契約更新月を待って乗り換える考え方が一般的でしたが、現在は契約内容や加入時期によって扱いが異なります。解約金の有無は、契約更新月だけでなく、現在の料金プランの規約や契約状況を確認してください。
解約金がなくても、端末の分割支払いは別に続くことがあります。乗り換えによって端末代金が消えるとは限らないため、残りの支払回数と残額を確認しましょう。
端末をそのまま使えるか
現在のスマートフォンを格安SIMで使う場合は、乗り換え先の対応端末一覧で機種名を確認します。対応していても、SIMロック、利用する通信回線、対応周波数帯、必要なOSの条件によっては通信や一部機能に制限が出ることがあります。
特に、乗り換え先が現在と異なる通信回線を使う場合は、端末の対応状況を先に確認してください。確認せずに申し込むと、SIMが届いても通話やデータ通信を始められないことがあります。
電話番号を引き継ぐか
電話番号を引き継ぐ場合は、MNPを利用します。オンラインで手続きが完結する「MNPワンストップ」に対応している組み合わせでは、予約番号の発行が不要なことがありますが、対応状況は携帯会社ごとに異なります。
MNP予約番号を使う場合は有効期限があります。期限ぎりぎりまで待たず、乗り換え先が指定する残り日数も確認して申し込みましょう。
月末に乗り換える場合の手順
月末の料金負担を抑えたい場合でも、申込日は月末直前にせず、開通に必要な日数を見込んで手続きを進めます。
- 現在の携帯会社の解約月の料金、端末残債、オプションの扱いを確認する。
- 乗り換え先の初月料金、事務手数料、SIMの到着予定、開通期限を確認する。
- 端末が乗り換え先の回線とSIMに対応しているか確認する。
- 電話番号を引き継ぐ場合は、MNPワンストップまたはMNP予約番号で申し込む。
- SIMカードが届いたら、受付時間と期限を確認して回線を切り替える。
- 新しいSIMで通話、モバイルデータ通信、SMSが使えることを確認する。
- 通信できることを確認してから、必要に応じて旧回線の解約状態や最終請求を確認する。
回線切替の完了前に古いSIMを処分したり、端末を初期化したりしないでください。開通後に通信できない場合は、APN設定、モバイルデータ通信の設定、SIMの向き、端末の対応状況を確認します。
結局、いつ申し込めばよい?
料金を抑えたいなら、現在の携帯会社が月額満額請求で、乗り換え先が初月日割りになることを確認したうえで、月末の数日前までに申し込み、月内に開通するのが目安です。
ただし、初月が満額の格安SIM、期限の近いキャンペーン、SIMの配送に時間がかかるケースでは、月末まで待つメリットが小さくなります。最初に両社の料金計算と開通期限を確認し、条件のよい日ではなく、条件を満たして確実に開通できる日を選びましょう。







