格安SIMへの乗り換えでどれくらい安くなる?

格安SIMへの乗り換えでどれくらい安くなる?

格安SIMへの乗り換えで安くなる金額は、月1,000〜3,000円程度が一つの目安です。ただし、現在の料金、毎月使うデータ容量、通話時間、端末代の残りによって変わります。大容量プランから少容量の格安SIMへ移る場合は、月4,000円以上安くなることもありますが、データ使用量が多い人は差が小さい場合もあります。

格安SIMへの乗り換えで安くなる金額の目安

比較するときは、現在のスマホ料金と、乗り換え後の「通信料金」を同じ条件で比べます。たとえば、次のような差額が考えられます。

現在の月額料金 乗り換え後の月額料金(仮定) 毎月の差額 1年間の差額
5,000円 2,000円 3,000円 36,000円
4,000円 2,500円 1,500円 18,000円
3,000円 2,000円 1,000円 12,000円

上の表は、実際の特定サービスの料金ではなく、差額を計算するための仮定例です。計算式は「現在の月額料金-乗り換え後の月額料金」で、1年間の差額は「毎月の差額×12か月」です。

どのような人ほど安くなりやすいか

毎月のデータ使用量が少なく、現在の料金が高い人ほど、乗り換えによる節約額が大きくなりやすいです。特に、Wi-Fiを使う時間が長く、外出先で動画や大容量ファイルをあまり利用しない人は、少容量プランで料金を抑えられる可能性があります。

  • 毎月のデータ使用量が少ない
  • 大手通信会社の大容量プランを契約している
  • 家族割引や光回線とのセット割を利用していない
  • 通話をほとんどしない
  • 現在の契約に不要なオプションが付いている

一方、毎月のデータ使用量が多い人や、現在も割引後の料金が低い人は、格安SIMへ変えても差額が小さいことがあります。

データ使用量によって節約額は変わる

格安SIMは、毎月使えるデータ容量が少ないプランほど安い傾向があります。そのため、乗り換え後に必要な容量を下回るプランを選ぶと、料金は安くなっても速度制限などで使いにくくなる可能性があります。

利用状況 見直しの考え方
Wi-Fi中心で、外出先では連絡や検索が主 少容量プランを比較する
SNSや音楽配信をよく使う 現在の月間使用量を確認して、余裕のある容量を選ぶ
動画視聴やテザリングを頻繁に使う 大容量プランとの料金差や通信制限を確認する
毎月の使用量に大きな差がある 容量変更の可否や、余った容量の扱いを確認する

確認するには、スマートフォンの設定画面や契約者向けページで、直近3か月程度のデータ使用量を調べます。乗り換え後のプランは、最も多く使った月でも足りる容量を基準にすると、料金だけでなく使いやすさも比較できます。

通話をよくする人は通話料金も含めて比較する

データ通信料が安くなっても、通話料金が増えると節約額が小さくなることがあります。通話を頻繁にする人は、通常の通話料金だけでなく、通話定額や短時間通話向けのオプションを含めて比較してください。

比較する月額料金は、次の合計で考えます。

月額料金=データ通信料金+通話オプション料金+必要な追加サービス料金

家族への通話、仕事での長時間通話、専用アプリを使う通話など、現在と乗り換え後で通話条件が異なる場合もあります。データ通信料金だけを比べて判断しないことが大切です。

端末代金が残っている場合は、通信費だけでは判断できない

スマートフォンの分割払いが残っている場合、格安SIMへ乗り換えても端末代金の支払いが自動的に消えるとは限りません。乗り換え後も端末の残りの支払いが続くケースがあるため、通信料金と端末代金を分けて確認します。

たとえば、通信料金が月3,000円下がっても、端末代金の残りが月2,000円あるなら、乗り換え直後の実質的な差額は次のように考えます。

3,000円-2,000円=1,000円

これは計算例であり、端末代金の残額や支払期間は契約によって異なります。乗り換え前に、契約者向けページや請求書で端末の残りの支払額を確認してください。

初期費用や乗り換え時の費用も差額に含める

乗り換え後の月額料金だけでなく、契約事務手数料、SIMの発行費用、端末の購入費用などが発生する場合があります。費用の有無や金額はサービスや申込方法によって異なるため、申込前に確認が必要です。

初期費用がある場合、乗り換え後すぐに得られる節約額は小さくなります。たとえば、毎月の差額が2,000円で初期費用が3,000円なら、初期費用を差し引いた計算上の回収期間は次のとおりです。

3,000円÷2,000円=1.5か月

この計算例では、2か月目以降から初期費用を上回る節約が積み上がります。ただし、端末代金、通話料、オプション料金、解約に関する費用などは別に計算する必要があります。

乗り換え前に確認する項目

実際にどれくらい安くなるかを知るには、現在の請求額と乗り換え後の条件を同じ項目で比べます。

  1. 現在の月額料金から、通信料金、通話料金、端末代金、オプション料金を分けて確認する
  2. 直近のデータ使用量を確認する
  3. 乗り換え後に必要なデータ容量を決める
  4. 通話定額や追加オプションを含めた月額料金を計算する
  5. 端末代金の残額と、乗り換え時の初期費用を加える
  6. 現在の支払総額と乗り換え後の支払総額の差額を確認する

計算式は、次の形にすると比較しやすくなります。

実際の毎月の差額=現在の月額総額-乗り換え後の月額総額

初年度の節約額=実際の毎月の差額×12か月-乗り換え時の初期費用

乗り換え後の料金が安くても、必要なデータ容量や通話条件を満たしていなければ、追加料金が発生したり使いにくくなったりします。金額だけでなく、容量、通信回線、通話条件、サポート方法も確認して選んでください。

格安SIMへの乗り換えで得するかの判断基準

現在の月額総額と、乗り換え後に必要なサービスを含めた月額総額を比べ、毎月の差額が無理なく続くかで判断します。月1,000円の差額でも、1年間では計算上12,000円になります。一方で、通話料や端末代金を見落とすと、想定より節約できないことがあります。

まずは現在の請求書や契約者向けページで、月額料金、データ使用量、通話料、端末代金の残りを確認してください。その数字を使って比較すれば、自分の場合に格安SIMへ乗り換えてどれくらい安くなるかを具体的に判断できます。