格安SIMでもメールアドレスは使えます。ただし、格安SIMの契約だけで携帯電話会社のメールアドレスが付くとは限りません。主な方法は、Gmailなどの無料メールを使う、格安SIMが提供するメールを使う、以前の携帯電話会社のメールアドレスを有料で引き継ぐ、の3つです。
格安SIMで使えるメールアドレスの種類
格安SIMへ乗り換えた後に使えるメールアドレスは、取得方法によって条件が異なります。
| 種類 | 取得方法 | 乗り換え後も使えるか | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| 無料メール | GoogleやMicrosoftなどでアカウントを作成する | 使える | 携帯電話会社を変更しても影響を受けにくい |
| 格安SIMのメール | 格安SIMの契約やオプションで申し込む | サービスの条件による | 解約後に使えなくなる場合がある |
| 携帯電話会社のメール | 現在の携帯電話会社のメールを引き継ぐ | 有料のメール持ち運びサービスで可能な場合がある | 申込期限や対象プランなどの条件がある |
長く同じアドレスを使いたいなら、携帯電話会社に依存しない無料メールを新しく作る方法が分かりやすい選択肢です。
格安SIMでメールアドレスを取得する方法
無料メールを新しく作る
格安SIMで最も使いやすいのは、Gmailなどの無料メールです。無料メールは通信会社ではなくメールサービスのアカウントにひも付くため、将来さらに別の携帯電話会社へ乗り換えても、同じアドレスを使いやすい特徴があります。
取得するときは、メールサービスの公式サイトや公式アプリからアカウントを作成します。作成後は、次の情報を設定しておくと、パスワードを忘れたときに復旧しやすくなります。
- 予備のメールアドレス
- SMSを受け取れる電話番号
- 安全なパスワード
- 2段階認証
Gmailなどの無料メールを使う場合、メールアドレスの作成自体に料金がかからないサービスがあります。ただし、通信料や、サービス内で追加容量などを購入する費用は別にかかることがあります。
格安SIMが提供するメールを使う
格安SIMによっては、契約者向けに独自のメールアドレスを提供しています。ただし、すべての格安SIMにメールサービスがあるわけではありません。
申し込む前に、公式の料金表やサービス案内で次の項目を確認してください。
- メールアドレスが無料か有料か
- 利用できるメールの種類
- メールボックスの容量
- スマートフォン以外でも使えるか
- 解約後も使えるか
格安SIMのメールは、契約中は便利でも、別の会社へ乗り換えると使えなくなる場合があります。今後も乗り換える可能性があるなら、重要な連絡先には通信会社に依存しないメールを使うと管理しやすくなります。
今の携帯電話会社のメールアドレスを引き継ぐ方法
携帯電話会社のメールアドレスを格安SIMでも使いたい場合は、現在の携帯電話会社が提供する「メール持ち運び」サービスを利用できる場合があります。これは、携帯電話会社を解約した後も、一定の条件で同じメールアドレスを使い続けるための有料サービスです。
利用条件や料金、申込期限は携帯電話会社や契約内容によって異なります。申込前に、現在契約している会社の公式ページで次の項目を確認してください。
- 格安SIMへの乗り換えがサービスの対象か
- 申し込みが必要な期限
- 月額料金または年額料金
- 利用できるメールアドレスの種類
- 支払い方法の登録が必要か
- 迷惑メール設定や保存メールが引き継がれるか
申し込み期限を過ぎると、同じメールアドレスを引き継げない可能性があります。格安SIMへ乗り換える前に、現在の携帯電話会社の「メール持ち運び」の条件を確認してください。
メールアドレスを引き継ぐ手順
携帯電話会社のメールを残す場合と、新しいメールへ移行する場合で手順が変わります。どちらの場合も、先に大切なサービスの登録先を確認することが重要です。
携帯電話会社のメールを持ち運ぶ場合
- 現在の携帯電話会社で、メール持ち運びサービスの対象条件と申込期限を確認する。
- 格安SIMへの乗り換え手続きを行う。
- 携帯電話会社が指定する方法と期限で、メール持ち運びサービスに申し込む。
- 案内に従って、スマートフォンのメールアプリにアカウントを設定する。
- 自分のメールアドレス宛てにテストメールを送り、送受信できるか確認する。
設定方法は、iPhoneとAndroid、メールサービスによって異なります。メールアドレス、パスワード、サーバー情報などの入力を求められた場合は、携帯電話会社が案内している情報を使ってください。
新しいメールアドレスへ移行する場合
- Gmailなどの新しいメールアカウントを作成する。
- 新しいメールに予備の連絡先と2段階認証を設定する。
- 携帯電話会社のメールに届く重要なメールを確認する。
- 銀行、通販サイト、SNS、会員サービスなどの登録メールアドレスを変更する。
- 家族や仕事関係者など、必要な相手に新しいアドレスを知らせる。
- しばらくの間、古いメールに届く通知を確認して変更漏れを探す。
登録先が多い場合は、携帯電話会社のメールボックスで「登録」「会員」「請求」「本人確認」などの語句を検索すると、変更が必要なサービスを見つけやすくなります。
メールアドレスを変更するときに忘れやすい登録先
メールアドレスは、単なる連絡先だけでなく、ログインや本人確認にも使われています。次のサービスは、特に変更漏れがないか確認してください。
- 銀行、証券会社、クレジットカード
- 通販サイトやフリマアプリ
- SNS、動画配信、音楽配信サービス
- スマートフォンやパソコンのアカウント
- ポイントカードや会員サイト
- 行政・学校・勤務先などの連絡先
- パスワード再設定に使うサービス
ログインIDが携帯電話会社のメールアドレスになっている場合は、連絡先だけでなくログインIDも変更が必要か確認してください。2段階認証の送信先が古いメールアドレスになっている場合も、忘れずに更新します。
格安SIMへ乗り換える前に確認すること
乗り換え前に、現在のメールを残すのか、新しいメールへ移行するのかを決めておくと、手続きの失敗を防ぎやすくなります。
- 現在の携帯電話会社のメールを今後も使う必要があるか
- メール持ち運びサービスの対象と申込期限
- 新しいメールアドレスの作成と受信確認
- 重要なサービスの登録メールアドレス
- 連絡先や必要なメールの保存方法
- 古いメールアドレスが使えなくなった後の本人確認方法
古いメールアドレスにしか届かない本人確認コードがあると、新しいメールへの変更が完了するまでサービスを利用できないことがあります。乗り換え手続きの前に、金融機関や重要なアカウントから変更するのが安全です。
格安SIMのメールアドレスについての結論
格安SIMでもメールは使えますが、格安SIMの契約だけで携帯電話会社のメールアドレスが自動的に付くとは限りません。新しくGmailなどを作るか、格安SIMのメールを利用するか、条件に合えば以前の携帯電話会社のメール持ち運びサービスを申し込みます。
乗り換え前に、古いメールを引き継ぐか、新しいメールへ移行するかを決め、重要なサービスの登録情報を変更することが最初に行うべき準備です。







